ビジネスマナーの常識講座 by 北村宣晃(師父親鸞)

ビジネスマナー講座【北村宣言(師父親鸞)】

紹介の作法【by北村宣晃(師父親鸞)】

こんにちは、北村宣晃(師父親鸞)です。

今回は「人の紹介の仕方」について学んで生きたいと思います。

人の紹介【ビジネスマナー講座by北村宣晃】

参照元人を紹介をするビジネスマンのイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

ビジネスにおける人の紹介は、つまるところその人の社内の立場(役職)を相手に伝えることでもあります。

ビジネスマナーを理解しているビジネスパーソンは、相手の紹介のされ方を見ただけですばやく相手側の関係性を理解することができるはずです。

皆さんも人を紹介する作法を学び、ワンランク上のビジネスパーソンを目指しましょう。

 

 紹介する順番

原則として人を紹介するときは、紹介者の立ち居地は両者の真ん中となります。

手のひらを上にして紹介される人に向け、社名・役職名・名前を相手に伝えましょう。

紹介する順番は状況により変動しますが、おおむね一定の法則がありますので、ここで一通り覚えてしまいましょう。

  • 法則①:「社内の人」⇒「社外の人」
  • 法則②:「役職が上の人」⇒「役職が下の人」
  • 法則③:「紹介を頼んだ人」⇒「紹介される人」
  • 法則④:「交際の深い人」⇒「交際の浅い人」
  • 法則⑤:「1人」⇒「複数」
  • 法則⑥:「身内・家族」⇒「他人」

ケースごとの紹介作法

取引先に上司や同僚を紹介するケース

この場合法則①(「社内の人」⇒「社外の人」)に従います

「ご紹介いたします。当社の営業部長の○○です」

「いつもお世話になっている、××部長です」

などのように社内の人間から紹介していきます。

紹介する人間が複数いる場合は、役職の高い順に紹介していってください。

また社外の人間に社内の人間を紹介する際は呼び捨てで呼んでください。

取引先に他社の人を紹介する場合

他社の人が紹介依頼者の場合法則③(「紹介を頼んだ人」⇒「紹介される人」)に従います。

紹介を依頼するくらい交際が深い人なら法則④(「交際の深い人」⇒「交際の浅い人」)に従います。

「○○部長、こちらがプロジェクトリーダーの××者の△△部長でいらっしゃいます」

 紹介する際は、紹介依頼者との関係を一言添えましょう。

自社の仲介役に紹介をお願いする場合

つまり自分が紹介される側の場合です。

この場合は、紹介される人間が複数いる場合、その順番から相手の役職が判断できるということですね。

「はじめまして。○○部の××と申します」

と紹介してもらったら一言添えましょう。

名刺交換は双方の紹介をすべて終えてから始めてください。

他社の仲介役に紹介をお願いする場合

これは法則③(「紹介を頼んだ人」⇒「紹介される人」)に従います。

当然自分が最初に紹介されるわけですから、キチンと心の準備をしておきましょう。

「ご紹介いただきました○○社の××様には、いつもお世話になっております」

と仲介役を引き受けてくれた人間を立てる一言を添えるのを忘れずに。

このときに自分と仲介役との関係も簡単に説明しておくと良いでしょう。

【執筆者:北村宣晃】